弁財天様について

財産と学芸の福神様

「ぎふ七福神」吉祥寺の弁財天は地元では「ちち弁天」と言われる。これは明治になり僧侶の結婚が許された時代のこと。時の住職は「たつ」と言う女性と結婚するも子宝に恵まれることはありませんでした。後に村中より「しず」と云う赤子を養女とするも、たつは自らの母乳を与えることが出来ずお腹をすかせる我が子が不憫に思い弁財天に祈りを捧げます。やがて祈りは通じ、たつは自らの母乳で十分に子を育てることが出来るようになったと言われています。おかげで娘しずは7歳まで乳を飲むことができ、後に教師として地元の学校に勤めながら、吉祥寺13世の母となります。この由来から地元(岐阜市太郎丸)では子育ての弁財天として長年信仰を集めてきたのです。また近年では「お乳」つながりで乳癌に悩む方々の参拝が多くなりました。

ぎふ七福神の弁財天様がいるお寺について

吉祥寺

江戸時代万治年度(~1660)に建立
宝永二年(1705年)越前大本山永平寺天梁禅師を拝して開堂式を行う。

場所について

名称吉祥寺
住職志比 道栄
郵便番号501-2577
住所岐阜県岐阜市太郎丸2120
TEL058-229-1602
Mailkichijoji1602@juno.ocn.ne.jp
サイトURL

交通案内

  1. 岐阜女子大学南へ500m
  2. 東海環状自動車道「岐阜三輪スマートIC」「山県IC」より車10分

お寺の住職からのご挨拶

志比 道栄(Shihi  Douei)

昭和40年3月生まれ
如意山 吉祥寺 14世住職
住職就任 平成8年5月
曹洞宗岐阜県青年会(以下、曹岐青)第16期会長を勤め、曹岐青30周年記念事業を展開する
平成22年より8年間 曹洞宗岐阜県宗務所人権主事
東海管区センター布教師(令和3年至現在)
(好きな言葉)即心是佛・和顔愛語
(尊敬する人)人を思いやる方
(趣味)日曜大工・登山

平成8年より吉祥寺住職として勤めております。当山は岐阜市の北部郊外(田園地域)に位置し、檀信徒や地域住民とのふれあいを大切にと思い寺院活動しております。

吉祥寺は三世洞林寂応(1724年没)が地域の人々の幸せを願い、永年の苦労の末に出来たお寺です。濃尾地震(1891年)で倒壊するなど災害にも見舞われて来ましたが、初代の目指した常に地域の人々やご参詣頂く皆様に「やすらぎ」を感じていただける様にと精進しております。どなた様もお気軽にお参り下さい。

住職  志比 道栄